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コロンビア・ヴィジャファティマ生産者グループ・ティピカ・FW

公開日:2023年5月19日更新日:2023月05月19日
カテゴリ:良質さのお話。

コロンビア・ヴィジャファティマ生産者グループ・ティピカ・FW

近年、コロンビア・コーヒーって良いなぁと再認識をしている。
元々コーヒーの生育環境的なポテンシャルの高さが産地的に整っていることが前提になるのですが、近年の生産者の生産処理の技術が向上してきているのだと推測をしている。

もうボクがコーヒーに従事するようになった27年前の段階でバリエダ種と呼ばれる品種改良された品種にコロンビアの多くの苗が植え替えられてしまっていました。それをバリエダコロンビアと呼んでいます。
なぜかと言うと、コーヒー栽培ではもっとも怖い病気とされている「さび病」から守るために、さび病に耐性があるとされる品種を掛け合わせた品種がバリエダ・コロンビアでした。

当時の日本に入荷される豆は、農園を限定したものはほとんどみられなく、スプレモを代表とするコモディティコーヒーが主要な商品となっており、日本茶の流通と同じようにコロンビア国内でブレンドされて商品化した商品がほとんどだったために、バリエダ種が混在する商品がコロンビアコーヒーとなってしまっていたと認識をしています。

元々栽培されていたティピカ種やブルボン種と違い、酸味特性や風味特性が劣ってしまい、昔からコーヒーに携わっていた人たちから聞く言葉は「昔のコロンビアは良かった」とよく耳にしたものでした。

そして、スペシャルティコーヒーが普及することになり、良いものを生産すれば高値で買ってくれる時代になり、徐々にバリエダ種からリスクはあるのですが、いろんな品種の生産を試みることになってきました。

そして近年では品種だけでなく、生産処理における設備投資やその技術を学ぶことで、小規模農家でも高品質なコーヒーを生産する農家が増えてきているのです。

良質さを落とすのも人、作り出すもの人。
その良い例が、良きコロンビアコーヒーの復活なのだと思っています。

ただし、まだまださび病から守るために多くのバリエダ種が栽培されていますので、スペシャルティコーヒーと認定されたコロンビア・コーヒーならマイルド・コロンビアと呼ばれたコロンビアコーヒーが楽しめるのだと思っています。

香茶屋のマイルド・コロンビアをお楽しみください。

コロンビア・ヴィジャファティマ生産者グループ・ティピカ・FWの販売サイト

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