読み物。
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感覚のはなし
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人よりも優れているところと、人よりも劣るところに気づくこと。
2023年6月29日
ボクは嗅覚が鈍い。 それに気づいたのは、もう25年以上前のことだったように記憶している。 そして、嗅覚のレベル自体は今も同じであるのだと思っている。 だが、それではなぜ良質さを感じられるよう…
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”こだわり”と”選ぶこと”の大きなちがい。
2023年6月24日
世の中では「こだわり」という言葉がとてもポジティブに使われている。 言葉の意味は時代ごとに変化していくものだと言われるので、世の中の人々がそういう認識なのだとも思えてきている。 ただ、ボクのように…
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言葉の持つ意味。
2023年6月22日
先日、テレビ番組を見ていた時のことだった。 オーストラリアから来日した外国人が、日本の食を食べたときのコメントが、 beautiful! だった。 [ beautiful ]の意味もいろい…
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共鳴し響くものを感じられるようになるために。
2023年6月16日
数多ある絵画の中から、心に留まるものが稀にある。 それは、本人が気づいてないのだが、それはその絵画が自分の中にある何かと共鳴し響いているからである。 ボクはモノづくりの人間なので、その共鳴して響い…
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苦手なものの分析
2023年6月15日
好き嫌いがある人というのは、その嫌いな部分が見えているから嫌いな訳である。 テイスティングを学ぶようになって、そう捉えることができるようになった。 多くの人は、好き嫌いがある人が言う「嫌いな部…
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美しさのその先にあるものは。
2023年6月1日
改めて現在のローストの技法と5年前のJCRC2018の予選のローストの技法を照らし合わせている。 それは、あの時のローストの味づくりの印象が脳裏にしっかりと残っているからだ。 5年前の稚拙さが…
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別の角度から同じものを考える。
2023年5月20日
ボクの頭の中は「良質さ=美しさ」の成り立ちのことと、ローストの成り立ちを考えることで一杯だ。 コーヒーのローストを語る上で大切なことは、最終的な味づくりの景色である。 そのローストで味づくりさ…
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ローストのために必要となる感覚のロジック。
2023年4月29日
コーヒーのローストの味づくりは、季節の移り変わりで生豆に与える熱量が勝手に移り変わることで味づくりが変化をするために、その変化を追いかけるようにバランスを修正しなければならなくなるためにローストの味づ…
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目線と意図。
2023年4月26日
昨日の定休日に秋野不矩美術館に出向いた。 今回のテーマは、≪見の目弱く、観の目強く≫「水」の声を聴く~いのちの源〜というテーマでの個展でした。 主に水辺の風景を描かれた作品の展示から、 「いのち…
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感情に響かせるための選択をすること。
2023年4月22日
ここ数年でわかってきたことは、良質なものは「感情」に響くものであるということ。 そのためには、素材を仕入れる目利きがとても重要であることも、理解できてきたこと。 その次に、仕入れたその素材を、…