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感じられるようになる。という感度のはなし。
公開日:2024年6月1日更新日:2024月06月01日
カテゴリ:感覚のはなし
感じられている。という状態は、感度が良い状態になる。
香りの情報を感じられるようになってきている感覚があり、それは今までのそれとは違う感覚を覚えるからこそ言えることでもある。
感じられているという状態は、たぶんであるのだが、カテゴライズが進んだことで起こっているのだと考えている。
香り情報のカテゴライズの理解が進むことによって、ひとつのフレーバーの景色の中に溶け込んでいるように思えた香り情報が、実のところはいろんな異なるカテゴリが介入していて、その異なるカテゴリの香り情報が合わさり合うことによって、ひとつの風景となって登場していることを感じられるようになってきた。
その重なり合っている香り情報のひとつひとつを感じられるようになることで、異なる香りのカテゴリの重なり合いから、どのように重なって登場しているのかを読み取れるようになれば、その重なりの順序であったり、重なり合ったピンポイントのそのひとつを狙って味づくりすることが可能になることを意味している。
それが感覚で感じられるようになるという意味であった。
その感覚は、トレーニングでどうにか出来る問題でもあったのだ。
なので嗅覚における感覚の感度の良さとは、どこまでカテゴライズが詳細に構築出来ているのかを意味していることになる。
その詳細なカテゴリの配置こそが感覚の感度と繋がりがあり、それをマッピング(配置図)と呼んでいる。
それは、頑張れば、頑張った分だけ理解が深まることに繋がっている。
それが、「学ぶ」と言う意味である。