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感覚を育むための出発点は「香り」である。
公開日:2024年5月31日更新日:2024月05月31日
カテゴリ:感覚のはなし
これは、もう感度も述べてきたことであるので、もう知っていると思うかもしれない。
だけれど、ボクは何度でも言うことだろう。
それは、香りはとても素晴らしいものであると感じているからである。
そして、一般の人たちには、香りをそれほどまで素晴らしいものとは思っていないことだろう。
何が素晴らしいことなのかと説明するのならば、香りの情報を処理される脳の領域に意味があると考えている。
香りの情報だけが、その脳の領域で処理がなされることに意味があるため、香りだけが異質な存在であるためである。
これはあまり知られていない情報であり、知っている人でも、それほどまで香りが重要な存在であることを認識していないのだ。
香りは感情と繋がりやすいのは、その脳の領域の特質である。
香りが感情と繋がるようになることで、香り情報の色の情報が認識できる人は、視覚情報の色に感情を繋げて感じられるようになる。
より美しいものには、より豊かな感情が寄り添っていることを理解できるようになるため、視覚情報の美しさの理解が深まると同時に、より美しい状態のものからは感嘆に値する感動という感情を受け取れるようになる。
これがボクが今まで嗅覚を敏感にしたくて取り組んできた結果、感じ取れるようになってきた感覚の世界の話になる。
それは、香りだけが持っている特質であり、香りは多くのことを気づかせてくれる素晴らしいものであるのだ。