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香りは、感情と感覚とに繋がっている。
公開日:2024年5月10日更新日:2024月05月10日
カテゴリ:感覚のはなし, 論理的な考え方
現在執筆中のnoteのそれは、論文でもあるようにも思う。
ただしこの内容は、論理的に説明はつくものの、脳の領域内で起こっていることなので、ボクには科学的に実証することは難しいことでもある。
ですが、感覚で嗅覚が鈍くダメージの香りすら認識できなかったボクが、いろんなことに取り組んできた結果、ある程度の香りの情報を認識が出来るようになった背景を論理的に解説をすることにした結果、見えてきた世界観は、やはり「香り」がとても重要な位置づけにあり、そしてその香りを感じるための「嗅覚」という器官を使うことで得られる脳の領域の使い方によって、感覚が向上していくことを体感している。
そして感覚が向上していくことで、付随して感情に届きやすくなるため感受性が豊になっていくことも認識している。
香りだけが、感情とつながり易く、ゆえに感覚も向上すると述べた方がよい。
これらのことは、すべて論理的に説明をすることが出来る。
だからこそ、香りとは人間にとって、とても重要な位置づけであるべきものであるのだとボクは思っている。
食を口内(味覚と触覚)の情報優先ではなく、香りの情報を優先することで感じられる世界観がある。
その世界観は、感情に届きやすい性質があるので、より良質なものは感情に届くのである。
そして、良質さとは美しさであるので、美しい食材を使い、美しい調理を施すことで、より感情に働きかけられる。
それこそが、良い料理であり、良い職人である。
そして、ボクもそういったコーヒーを手掛けられるようになりたくて取り組み始めたことが、良いものを理解できる感覚を育むことであった。
それはテイスティングと呼ばれるものである。