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エールを贈りたい相手に向けて。

公開日:2021年2月10日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:お店のこと。

3月中旬に向けてホームページをリニューアルすることで、ボクが一番に伝わって欲しい人たちに向けてメッセージを送りたいと思いました。

ボクが考える良質さの美味しさとは、簡単に言えば「幸福感」なのだと思っています。
が、その幸福感は「作り手の思い」が伝わることで得られる幸せなのです。

その良質な香茶屋のスペシャルティコーヒーを本来召し上がってもらいたい人たちというのは、感受性が豊なために一般社会では生きづらさを感じているという人たちに対してです。

当の本人たちは、自分が感受性が豊なために社会に馴染めないとは思っていないことだとは思いますが、一般社会の中に居ても多くの人たちが共感しているものに対してその共感が得られず、そして自分が感動するものに対してもなかなか共感が得られない。
そして、人の些細な言動から多くのことを受け取ってしまうがために心が疲れ、そしてそれに対してもいろんなことを考えてしまうためなかなか自己主張ができずに、自分を隠しながら、誤魔化しながら社会の中で生きている人たちのことです。

そんな感受性の豊な人たちは、いろんなものを受け取ることができるので、本質である良質な「美しい」ものを感じる感覚を持っています。

ボクの手がけるコーヒーは、ようやくそんな感受性の豊な人たちの心にまで届くようなコーヒーを手がけれるようになりました。

そんな一般社会では生きづらくストレスを感じ、そしてそれを内に抱えたまま自分を抑えながら生きている人たちにこそ、ボクの手がけるコーヒーは響くものであることだと信じています。

それは、25年かかって導き出された良質さという「本質の理解」が、自分の感覚の成長と共に理解できてきたことが背景にあるからこそ、そのような人たちの存在とそれを抱える苦悩を和らげるものこそが人が作り出す「良質であり、文化的なもの」であるのだと考えれるようになりました。

「良質さ」という「美しいもの」にはそれを作り出すために試行錯誤してきた「人の思い」がたくさん詰まっているからであると考えています。
良質さは、感受性の豊な人たちには、良質なコーヒーのフレーバーの中に溶け込んでいる「人の思い」を感じ捉えることができるからです。
そこに込められている「人の思い」には「愛」があるからこそ、日々の心の疲れを癒してくれるのです。
すべての良質なものには、そういう作用があるものであるとボクは考えています。

これは科学などではなかなか説明のできないことで、「感じる」ことで伝わるものだからこそ説明は難しいのですが、感受性の豊な人にはこの文章を読んでもらえれば伝わるものであると思い、書いています。

ボクの手がける良質なコーヒーは、すべての人に理解されるものではありませんが、そんな人たちにこそ伝えたくて、そしてその人たちの手に届くようになるために、ホームページをリニューアルします。

だからこそ作り手であるボクは、良質さの本質を探求していかなくてはなりません。
それを理解することで、本質である良質なものを作り出すことができるようになる。
そして、それを必要とする人たちに届くことで、日常の生活に潤いと希望を与えることができるようになると考えているからです。

それを必要としているその人たちに香茶屋の存在を知ってもらい、その人たちが香茶屋のコーヒーで癒されるために、香茶屋の存在はありたいと考えています。

それは美味しさの追求をしている段階では気づけなかったことであり、良質さの探求をしていくことで、見えるようになった世界観でもあります。

そして、香茶屋の存在はそのような日常生活でストレスを強く感じ、この社会で生きていくために頑張っている人たちにエールを贈れるような、そんな存在でありたいと考えています。

そのような人たちは、ボクの手がけるコーヒーを飲めば感じとれるはずなのです。
ボクからのエールを。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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