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視点のちがいに気づくこと。
公開日:2024年4月21日更新日:2024月04月21日
カテゴリ:感覚のはなし
先ほど、お客さんと会話をしていて気づいたのですが、コーヒーを味わう時の目線の意識がボクの場合は完全にローストの味づくり目線であることに気づいてしまった。
なんでその「ローストの味づくり目線」で見てしまっているのかと言えば、その目線で見ているからこそ、味づくりのバランスを高い意識で見入ることが出来るのだと思っている。
その他にも、仕入れのための豆のポテンシャルを判断するための目線というものがある。
その目線は味づくりの目線とまた違う視点である。
そして、その上記の2つの目線と全体を味わうための目線はまた違う目線であることにも気づいている。
一般の消費者の目線とは、全体を味うための目線であるのだと思っているが、その全体を味わうための目線であったとしても、口内を意識した目線とフレーバーを意識した目線がある。
なので、コーヒーを味づくりしたいと考えた場合では、一般的な全体を味わう目線で、仕入れ・ロースト・抽出をしたとしても良いものを作ることは出来ないことを意味している。
どのような視点で何を見たいのか?
作り手にとっては、そこがとても大切なことなのだと思っている。