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春のロースト。

公開日：2024年4月4日更新日：2024月04月04日
カテゴリ：焙煎の味づくりのこと。

コーヒーのローストは、季節の移り変わりで大気の熱量が変化をしているため、コーヒー豆に与える熱量を意図的に変更することが、焙煎士の役割でもある。
そして、季節の移り変わりで、意図的に味づくりを変更することのもう一つの役割が、気温による人の味覚の変化だと思っている。

この２つの変化を見越して、季節に対応するためのコーヒーで味づくりを施す人が焙煎士である。

今週に入り、ここ浜松でも桜が一気に咲き誇るくらい、気温が上昇してきた。
そこで、今週に入ってから、ローストの味を確認しつつ、春のローストへと設定を移行した。

冬のローストは、ローストの粘性と甘さを濁らないように、くすまないように施すことを意識をしてきた。
春のローストでは、ローストの甘さを爽やかに登場させることと、フルーツの酸味を冬のローストよりも爽やかに登場させるための設定を意識して施すこととしている。

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