読み物。
Blog
良質なものにはレベルがある。
公開日:2021年2月26日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:良質さのお話。
年末年始に特別ロットとして販売した「エチオピア・ゲシャビレッジ農園」の豆が冷蔵庫の中に少し残っていたので、それを飲んでみた。
コーヒー豆を粉にしたときの香りを嗅ぐのは、もう職業病なのですが、すると「白い花の映像」が登場した。
良質さにはレベルがある。
そのレベルごとのクオリティを理解できてくると、上のレベルというのは「本物の香り」と酷似するものがある。
だからこそ「映像化」するのだと思う。
コーヒーは「種子」だから、花やフルーツの香りが本来はしない。
だけれど、良質なものには「非凡さ」があるので、本来登場しないような香りや酸味が登場する。
だから「非凡」であり、だから「稀」なのだ。
だからこそ「高額になる」。
そのためには「普通」をきちんと理解することが大切なのだと考えている。
「普通のもの」をきちんと知らない限り「非凡さ」はきちんと理解ができない。
またひとつ良質さの領域の理解が深まった瞬間だった。