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美味しさ=良質さではないわけ。
公開日:2021年2月27日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:良質さのお話。
なかなか一般消費者に伝わらない情報が「質の良さ」です。
その伝わらない原因として「美味しさ」とは異なるところに「質の良さ」があったりするから理解が難しい。
ここで、質の良さって=美味しさじゃないの?と思われるかもしれませんが、「美味しさ」は人それぞれの好み(主観)なので、美味しさ(好み)と良質さは、人によって捉え方が違います。
簡単に言うと、良質さとは「美しさ」なんだと考えています。
でも美しさも「どこの、美しさ」なのか?が大事なのです。
だからコーヒーには、評価項目ごとの採点がされるわけです。
ですので、評価項目ごとの「美しさ」をそれぞれ理解すると、徐々にいろんな視点で美しさが見れるようになると言うことです。
特に難しいのが「酸味」です。
これは「好み」に陥りやすいためです。
どういう酸味が良質であるのか?
それは、いろんな人たちから「この酸味が良質なんだよ。」をひとつずつ学びながら酸味の良質さを理解するしかありません。
それも、フルーツの良質な酸味を覚えることが大事です。
それを何シーズンもかけて、いろんなフルーツから学ぶと、その共通点からいろんなことが理解できるようになっていきます。
やはりきちんと理解をするためには、いろんな人たちから学ぶことと、何シーズン(何年)もかけて、繰り返すことで見えてくる世界観があるので、その2つを繰り返すことなのだと思います。
そうすると、だんだんと好みが変わって来ます。
美しさを感じ取れるようになると、「美しいものが好みになってくる」ものなのです。
すると、身近にあるものの中にも「これは、なかなかだよね」と言うものがあることに気づけるようになります。
それが年々、少しずつですが理解が深まってくることで、見え方と言うのか、モノの見方が少しずつ変わってくるのです。
すると、自分が変わってきたことにも気づけることでしょう。