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経験則。
公開日:2024年3月14日更新日:2024月03月14日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
ローストの味づくりは、経験則がモノを言うものであるのだと思っている。
その場合の経験則とは、ローストとカッピングをセットで行っていることが前提である。
自身でローストし、その味づくりをきちんとカッピングしているからこそ、その経験則は意味を成す。
これが、他人のローストであったのなら、そのローストでの味づくりという構築に取り組んでいないので、なぜそのような味が登場したのかという「なぜ?」の部分が繋がらないのだ。
だから、ローストに取り組むのならば、必ずカッピングとセットでなければならないのだ。
とくに忙しくなればなるほど、毎ロットごとにカッピングすることはまず不可能である。
それを時間を設け、カッピングできるか出来ないかという積み重ねがとても重要なことなのだ。
わかっていても出来ないこともあるが、それをしなければローストは上手くはならない。
そして抽出でも同じことで、自信のローストを抽出する場合と、他人のローストを抽出をする場合とでは、ローストの取り組みをしてないので抽出技術としても、味づくりとして繋がらないものであると思っている。
何にしても、すべてに携わることで見えてくる繋がりという意味がある。
それを感じられるか、感じられないかは、味づくりとしてとても意味があるものなのだ。