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自分で自分のことを気づくことから。
公開日:2024年1月20日更新日:2024月01月20日
カテゴリ:感覚のはなし
ボクは、自分が嗅覚が鈍いことを知らなかった。
人とは、そういうものなのである。
だから、初めて自分が嗅覚が鈍いんだと気づいた時はショックだった。
しかし、自分で自分のことに気づき理解すれば、いろいろと対策も考えられるものなのだ。
それに気づいたことで、ボクは嗅覚を鍛えようと思ったので、そこに気づけなかったのなら今の味づくりにはたどり着けてはいなかったことを意味している。
だから、まずは自分の感覚のことをきちんと理解することがモノづくりとしての出発点であると言える。
自分の感覚は何を美味しいと感じ、そして何を美味しいとは思っていないのか。
良質な美味しさとは、どのような美味しさを指しているのか。
自分の感覚は、どこを見がちであるのか。
いろんな自分の感じ方を知ることが、他人の目線に気づくことでもある。
そして、その積み重ねにより表現へと繋がっている。
テイスティングの講座などをしていて気づくことは、意外と自分の感覚を理解できていない人が多い。
まずは、自分の感覚を知ることが大事である。