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「点」を理解するのではなく「流れ」を理解する。
公開日:2021年1月16日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:抽出のはなし。
人に伝えるというのは、実のところとても難しい
それは、人によって「説明を省いて聞いているから」だと思っています。
本当に大切なところを、きちんと聞いてくれていて、それだから「それが大切なんだ」が一連の流れとして理解してくれる人と、肝心なところを省いて聞いた上で「それが大切なんだ」は、一連の流れを無視した理解ですので、「点」としてしか理解をしていない。
流れの中にある「点」の大切さと、「点」しか見ていない大切さは、理解の幅がちがう。
これはもう、人の性格だと言ってもいいのですが、それを踏まえた上で何回も何回も繰り返し説明をするしかないのかもしれません。
ただ、興味のないことは聞く耳を持たないことも知っているので、興味を持ってもらえるように伝える技術というのか、引き出しをたくさん持つことも必要なのかと思います
その上で、一番大切なポイントは、どのコーヒー豆を使うのか?というところが大事。
それが、原点ということを理解しなくてはなりません。
それは、銘柄ではありません。
どこのお店の、誰が焙煎をした、どのようなローストのコーヒー豆なのか?ということです。
その意味が理解されていないことには、きちんとした抽出はできませんし、自身が美味しいと感じるコーヒーを楽しむことができなくなってしまいます。
そのための「どのようなコーヒーを選ぶか」です。
それができて、はじめてその先の「どのような抽出を選ぶ必要があるのか?」が美味しさに繋がっていることに理解できることだと思います。