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指揮者・ジョン・ウイリアムズさんの音色。
公開日:2023年11月19日更新日:2023月11月19日
カテゴリ:イベント, 焙煎の味づくりのこと。
もう何年も前の話しになってしまうが、うちの奥さんとスターウォーズを映画館に見に出向いた。
映画のエンディング曲が流れ終えて、館内の明かりが付き、映画が終わる。
帰りの車の中で、うちの奥さんが「ジョン・ウイリアムズさんのエンディング曲は改めてすごいって感じた。」
と語り出した。
エンディング曲の中に、すべての喜怒哀楽が語られていて凄いと思うのだと語っていた。
その頃のボクはまだ感覚がそこまで成長していなかったこともあり、うちの奥さんが熱く語っているものをボクは感じられていなかったことを覚えている。
そして、先週の日曜日にEテレで「クラシック音楽館ジョン・ウィリアムズinセイジオザワ松本フェスティバル2023」という番組を放映していたのを見た。
以前は感じ取れなかった、音の色彩が今は感じられるようになっていて、なぜ音色というのかは、音に色の表現があるからなのだと認識できた瞬間でもあり、感覚が育っていていることを実感した瞬間でもあった。
その番組は今年の9月にジョン・ウイリアムズさんが恩師である小澤征爾さんのために来日し、松本市で開催されたコンサートで、すべてジョン・ウイリアムズさんの作曲された曲を演奏されたものだったのですが、前半は指揮者がステファヌ・ドゥネーヴさん、後半が作曲者であり指揮者も務めるジョン・ウイリアムズさん本人が指揮をされたものでした。
指揮者が違うと、明らかに音色が違うことを感じられるようになっている自分にも驚きましたが、ジョン・ウイリアムズさんの指揮する音色は言葉で説明をするとチープになってしまうのですが、音色に平面的なボリュームや美しさを届けるのではなく、奥行きのある美しい音色を表現することで感情にまで届く音色にしている感じを受けたのです。
ボクには、ジョン・ウイリアムズさんの音色は感情にまで働きかけれくれる美しさがあり感動をしたのです。
ボクは焙煎士であるので、その感動をし受けとった音色を、論理的に分析をして、次はそれをコーヒーのローストによって表現したいと思ってしまう人間なのです。
なので、どうやったらあのような美しい奥行きのある色彩が登場するのかを分析し、それをローストに置き換えたいと思ってしまう。
来週の11/26(日)は、浜松ローカルコーヒーフェスで良質なスペシャルティコーヒーを提供したいと考えておりますので、そのドリンクに今回のジョン・ウイリアムズさんの音色のような、そんなコーヒーに仕上げたいと思っているのです。
ちなみに、NHKプラスで本日の10時台までは見逃し配信で、その番組が見れるようなので、見てみたい方はチェックしてみてください。