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エチオピア・シダモ・ベンサ・ロジータ CWS・W の販売を始めました。
公開日:2023年11月3日更新日:2023月11月03日
カテゴリ:お知らせ。
今回仕入れたエチオピアは、シダモ東部のベンサエリアにある、モプラコ社が運営するロジータCWS(コーヒー・ウォッシュング・ステーション)にて加工されたロットです。
コーヒーの生産現場でクオリティが左右する大きな要因の一つが、*生産処理が挙げられることは、コーヒーを学んでいる人ならば知らなければならない情報の一つです。
そこに生産処理場を管理することの意味があり、生産処理の技術が、出来上がるコーヒー生豆のクオリティと直結しているからです。
エチオピアやケニアなど、アフリカのコーヒー生産現場では、大規模な農園というものよりも、個人で営む小規模な農家たちからコーヒーチェリーを買い付け、そのコーヒーチェリーを生産処理をするための生産処理場を持つ農協や会社がそれを運営している。
もちろん小規模な生産者が集まり、共同で出資して生産処理場を持つ共同体も存在するが、中米や南米のスペシャルティコーヒーの生産現場とは少し異なっている。
やはり貧しい国では、個人で生産処理場の設備を持つことがまだまだ難しく、コーヒーを栽培する者と、生産処理を運営する者が異なる場合が多い。
ロジータCWSでは、小規模な農家からスペシャルティコーヒーを生産するために、買い付けるコーヒーチェリーの熟度を管理し、パルパーでチェリーの皮を剥いだ後、フリーウォッシュドの処理を行い、綺麗な水で水洗をします。水洗いした後にソーキング(もう一度キレイな水に漬け込む)を行い、天日乾燥前には日陰でウェットパーチメントをハンドピックし、その後の天日乾燥でもアフリカンベッドにおいても特殊な遮光ネットと麻生地を使用し、日陰干しを実践している。
元々エチオピア・コーヒーは、自生していた原種をそれぞれ個人の家で栽培されているらしく、貧しい国なので農薬も買うお金がないから農薬を使わないので、良質なコーヒーが栽培される環境にあると聞いたことがある。
さらにこのエリアは、標高が2,000m以上もある高地栽培が可能なエリアなのである。
それを、生産処理で落とさないような取り組みができれば、このロジータCWSで生産処理されたようなクオリティのエチオピア・コーヒーが生産できるのだ。
クリーンで、フルーティな酸味とフレーバーを併せ持つエチオピア・コーヒーをお楽しみください。
*webショッピングカートの準備が整うまで、webでの販売は少々お待ちください。