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テイスティングに伸び悩んでいる人に向けて、トレーニング方法を伝授。

公開日:2023年11月1日更新日:2023月11月01日
カテゴリ:テイスティング, 講座。

テイスティングに伸び悩んでいる人に向けて、トレーニング方法を伝授。

テイスティングは口の中で感じている風味(フレーバー)を感じ取り、それを表現すことだと考えている人が多いことだと思っていますが、テイスティングを真剣に学んでいると、どうやら上級者レベルの指導をしている人たちに共通している感覚があることに気づくようになりました。
それが、「口の中で感じているフレーバーを見ているのではなく、脳で感じている情景を見ている」のだということに気づき始めるのです。
だから初級者・中級者から感じるテイスティング上級者のコメントは自分の思っているコメントと一致しなくて、その理解が及ばないのである。

その「脳で感じる情景」の見え方さえ習得することができれば、あとはその脳内で見えている景色を表現するだけでなので、コメントも自然に出てくることになるし、テイスティング上級者が述べている感覚に対して共感することができるようになってくる。
そして、その感覚こそが「良質なものを理解するための感覚」でもあることを理解することになる。

これはテイスティング上級者が感じている世界観なのですが、そういう人たちは総じて生まれながらそういう感覚を当たり前のように感じ捉えられるために、皆が同じように感じているのだと勘違いをしているため、どうしたらそういう感覚でフレーバーを脳で感じられるようになるのかを理解していない。物心ついた時から、もうすでにそういった感覚で生きてきているので、説明もなにもないからだ。

ボクは、元々が嗅覚が鈍くコーヒーのダメージの香りすら認識が出来なかった人間だったのだが、良質なスペシャルティコーヒーを手掛けたくて20年以上の年月をどうしたら感覚が育っていくのかを考え、そしていろんなことを取り組んできた結果、嗅覚が向上したことで、JCRC2018で日本3位にならせていただいたり、コーヒーインストラクター1級を取得したりできた背景にあったものが、香りの情報を脳で情景として捉えられるようになったこと、そして香りの情報を分析できるようになったことだと考えています。

なのでコーヒーに限らず、ワインや日本酒、紅茶や緑茶などあらゆるテイスティングのスキルが伸び悩んでいる方は、上級者とは視点が異なることにまず気づかなくてはなりません。
そして、テイスティングの学びにおいて、その取り組みはすべて同じなのだとボクは考えています。

そのスキルを身に纏うためにしていかなければならないことを、ボクは自分の経験として理解をしています。
それを、これからnoteにて有料のコンテンツになりますが、一歩ずつなにをしていかなければならないのかを解説していこうと考えています。

ロジックとは、目指す頂きまでの道を一歩ずつ歩んでいくことが大切なのだと気づいています。
一段抜かしや、途中から歩む道を間違えると、目指す頂きには届かなくなってしまうことも経験から学んで理解をしています。
ですので、目指す道を間違えないようにすること、間違えてしまったら正しい道を見つけることがロジックとしては重要なのだと経験者から伝えておきます。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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