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成り立ちを分析をすること。
公開日:2023年9月22日更新日:2023月09月22日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
以前から、「夕焼けはコーヒーのローストのようだ。」と、そう思って夕焼けを見ていた。
その目線は、日が沈むごとにオレンジ色や赤色に茶色が濁りとして登場する辺りがローストと類似している。
そして、夕焼けでも赤色が登場する前の黄色やピンク色が登場している辺りは、爽やかな美しさがありその辺りの夕焼けがキレイだなぁと見ていた。
しかし、人は意識が変わると目線が変わる。
今まで、夕焼けの成り立ちを考えたことはなかったのだが、初めて夕焼けの成り立ちを考えれるようになった。
そこはボクにとっては、ものすごく大切なことであり、そこに気づけたことでローストの味づくりがさらに進化するからだ。
モノづくりにおいて、気づくことは最も大切なことなのだ。
だからこそ、気づくために何をしていかなければならないのかである。
「夕焼けはコーヒーのローストのようだ。」とそう思っていたのならば、夕焼けの成り立ちを分析し、それを論理的に組み立てれば、思い描く夕焼けのローストを表現できるようになるのである。
目線としては、夕焼けの成り立ちを正しく分析できているかどうかである。
目指す表現をしたい場合には、その表現の成り立ちを正しく分析することで、いずれそれを表現できるようになる。
もちろん、表現するためには技術的な側面はあるが、技術的なことは経験を踏めば誰でも身に付くものであるので、大切なことは「気づくこと」であり、そこには「感覚で感じられる」ことも含まれ、そして気づいたのならば表現したいものの「成り立ちを分析」することであるのだと思っている。
すべては感覚と繋がっている。
だからこそ、感覚を育むことにチカラを注がなくてはならないのだ。