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ご家庭で、お店のような美味しいコーヒーを召し上がる抽出とは?
公開日:2021年8月18日更新日:2021月08月18日
カテゴリ:抽出のはなし。
静岡県も新型コロナにおける緊急事態宣言が出されました。
日増しに増える感染者の人数が1.5倍ごとに増えていることに、デルタ株の猛威を感じています。
そして、ボクもようやくですが9月にワクチン接種の予約が取れました。
定休日に取れませんでしたので、接種日はワクチン接種してからお店を開けたいと考えておりますので、また近くなりましたら、ご連絡したいと思っております。
こんな時期ですので、お店に行かなくても、ご自宅でお店のように美味しいコーヒーを召し上がるためのサービス及びその取り組みを方をお伝えしております。
基本、コーヒーの抽出の取り組み方には、「どのようなコーヒー豆を使うのか?」で、以下の取り組み方が全然変わってきてしまうものなのです。
一般的に流通している価格帯のコーヒー豆を使う場合と、香茶屋のスペシャルティコーヒーを使う場合では、その取り組み方は真逆の取り組み方をしなくてはいけませんので、その考え方から知る必要があります。
そこを理解すると、一般的に流通しているコーヒー豆はペーパードリップで抽出する理由がわかりますし、良質な香茶屋のコーヒーではペーパードリップを使わない方が、素材の良さを引き出せることも理解できます。
ですので「どのようなコーヒー豆を使うのか?」が、その後の抽出をする際にとても大切な要素となるのです。
本日ご来店されたお客さまも、そのロジックをご存知なかったので、普段からスペシャルティコーヒーを好んで召し上がっていると言っておられましたが、抽出の考え方が間違っていることすら気づいていませんでした。
そして、実際に当店が推奨する抽出方法で抽出したコーヒーを試飲されて気づくのです。
きちんとコントロールされた焙煎によるコーヒー豆の場合は、抽出で味づくりをしなくてもよくなります。
すでに焙煎の段階で、バランスを整えてありますので、あとは「より成分を豊に抽出する取り組み」だけを施してあげるだけで、とっても美味しいコーヒーが召し上がることができます。
焙煎で味づくりのバランスが崩れていたりする場合には、抽出で味づくりをする必要があるのです。
それが、お湯の温度を下げたり、粉を粗く挽いたり、使うお水を弱アルカリにしたりと、いろんな技法があると言うことです。
焙煎でバランスを整えてあれば、100°Cの熱湯が理想のお湯の温度になります。
それができない場合は、ローストによるダメージが登場していることになります。
香茶屋の抽出は、100°Cでも大丈夫です。
当たり前にあるものが無い。
それも「良質さ」なのです。