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色褪せないコーヒーを提供するための仕入れ。
公開日:2021年8月14日更新日:2021月08月14日
カテゴリ:良質さのお話。
業者さんから新規に入荷したコーヒー豆のサンプルが続々と送られてきています。
今回はエチオピアとケニアを数種類ずつと中米のコスタリカを数種類送ってきてくれました。
その中から、当店に合うコーヒーを探して年間で契約をする。
それが、当店のコーヒー豆の仕入れとなります。
今まででしたなら、年に3〜4回その時期までに入荷したコーヒー豆を、名古屋の業者さんがカッピング会を開いてくれていたので、そこの会場で全てをカッピングして、その中から選ぶことができましたが、現在この新型コロナの影響により、毎回サンプルを郵送してくれる方式に変わっています。
そして、今年の仕入れ目標は、ケニアをしっかりと見極めることです。
比較的ケニアは高品質なコーヒーが多いのですが、その中でも酸味のクリーンさと酸味のフルーツ感を重要視したいと考えています。
ケニアの場合は、ベースにウッディ(木のような香り)が顔を出します。
そのウッディのフレーバーは酸味に登場していると思っているのですが、そのウッディが年間契約での後半に焙煎によっては悪さをするので、できる限りそこがポジティブなケニアを仕入れたいと考えています。
(ちなみに、エチオピアならハーブのフレーバーが登場します。)
このように、元々コーヒー豆はコーヒーチェリーと呼ばれるフルーツの「種子」ですので、種子由来である植物系のフレーバーが必ず登場しています。
これは良質なスペシャルティコーヒーであったとしても、必ずポジティブに登場しているのです。
そのため、そこを慎重に見極めることで、年契約でもあるので、長い月日が経っても、酸味のフルーツ感が色褪せないのだと考えているのです。
そのためには、ベースのフレーバーの「質」をしっかりと見極める必要性があると考えらるのです。
ちなみに、当店のお買い物サイトの「コーヒー豆」のページには、上記のような産地情報やカッピングプロフィールが載せてあります。
そのページの赤枠で囲んだ箇所が、今回ボクが述べているフレーバーの情報です。
そこがポジティブに作用することがスペシャルティコーヒーの本質であるとも思っています。