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人生を豊にするものは「感覚」。
公開日:2021年8月8日更新日:2021月08月08日
カテゴリ:感覚のはなし
ここ数週間で、重たさにも色々とあることに気づいてきた。
もちろん、素材が持っているものもあるけれど、焙煎で登場するものが多い。
酸味の重さと言っても、それは1つではない。
設定の数だけあると言える。
だから、取り除けていない「重さ」がある場合は、設定の数が足りていない。
しかし、設定の数を増やせない焙煎機では、もうその「重さ」を取り除くことはできない。
それらが理解できるようになると、焙煎と味づくりのコントロールの意味が理解できてくる。
しかし、感覚で見えていないと、繊細な味づくりはできない。
だからこそ、感覚と焙煎のコントロールは、味づくりとして比例している存在にある。
当たり前なのだけれど、味づくりは料理と同じで感覚によってそのバランスは作られるもの。
本来はとってもシンプルなことなのだけれど、感覚を使わなくなってしまった現代の人たちにとっては、それが何よりも難しいものとなってしまった。
ボクはそれに気づいてから、20年もの間、感覚がどうしたら成長するのかを学んできた。
なので、できるだけ早くから英才教育ではないけれど、その世界観を幼少期から見させる学びをすることが大切なのだと考えています。
そうすることで、いろんなことに気づけるようになるとボクは思っているからです。
それくらい嗅覚は特別な感覚なのです。
人生を豊にするものは、今では感覚(嗅覚)なのだと思っているくらいです。