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カップケーキの販売。
公開日:2023年8月6日更新日:2023月08月06日
カテゴリ:お店のこと。, お菓子づくりのこと
今年の4月に菓子製造業の営業許可を取得したことで、イベント出店でも焼き菓子の販売を始めている。
そして今月のイベント出店からは、カップケーキの販売も始める予定でいる。
ボクの言う「カップケーキ」とは、アイスドリンクを飲むような透明なプラの「カップ」である。
そのプラのカップを器代わりにした「カップケーキ」を指していて、要冷蔵の生菓子を「カップケーキ」として販売をしていきたいと考えている。
このアイデアは、先月のイベント時に以前お店の店内で人気のあったコーヒーゼリーをそのプラのカップで作って販売した時に、生菓子もこれで売れるなぁと思い付いたことから始まっている。
そして、そのカップケーキで使うプラのカップは、100%植物由来の原料から作られている「生分解性プラ」である「PLA樹脂」を使用しているためカーボンニュートラル素材であるのですが、熱に弱い特性があるために当店では要冷蔵商品に使うことにしています。
ですので、購入後食べ終わったら「燃えるゴミ」として分別してください。
もう何回も書いているのでご存じの方もいることだとは思うのですが、ボクが一旦お菓子作りをやめてしまった背景にあったものは、お菓子づくりが苦痛になってきてしまったことから。
その苦痛は、ボクにとってはとても大きな存在で、それは気に入らない材料を使うことだったのです。
そして、食品衛生法の法改正が昨年に行われ、菓子製造業の営業許可が今の設備で取得できることを知ったことでまた一からお菓子を作るのなら、次は決意を持って販売も含めて考えようと思ったのでした。
その決意が、意味の繋がる仕入れを行うこと。
簡単に言えば、良質な材料を見極めて仕入れをし、その意味がフレーバーとしても繋がっているものを使うと言う決意だったのです。
ボクはスペシャルティコーヒーを取り扱うことで、ずうっとテイスティングを学んでいる。
そのテイスティングによりフレーバーの分析ができてしまうことで、劣る材料を使い続けることに苦痛を覚え、その代わりに良質な材料を使うことの美味しさの意味を知ってしまったがために、お菓子づくりでも良質な材料を使い、その材料の意味が繋がる美味しさを提供できるのならまたお菓子づくりが楽しく取り組むことができるのだと思ったからなのです。
そして、生菓子を作ることで一番のネックが「生クリーム」でした。
業務卸しとしてのロットは、それほど生産量の多くはない当店では使うことが出来ないため、ボクが使いたいと思う生クリームを使うことができない環境にあることでした。
ですが、そこの問題も配送してもらうのではなく、こちらから取りに行くことで、なんとか生クリームの入手が可能になったことで、生菓子の販売もしていけることになったのです。
ですが、今のところは月に2回だけ。
第2日曜日と第4日曜日だけですが、生菓子のカップケーキを販売して行きます。
そして、その第2・第4の日曜日がイベント出店と重なっているなら、イベントで販売をしますし、イベント出店が無い場合はお店で販売をしていきます。
焼き菓子は常時販売しています。
当然ながら、最初からどれだけのお客さんが見えられるのかも分からないため、すぐに売り切れてしまう可能性もあります。
様子を見ながら数量を決めていきますので、ご了承ください。