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良質さと言う目線のお菓子づくり。

公開日:2023年7月20日更新日:2023月07月21日
カテゴリ:お菓子づくりのこと

良質さと言う目線のお菓子づくり。

今日、お菓子で使っているカルピスバターを販売しているカルピスさんが訪ねてきてくれた。

当店では、業務用の冷凍カルピスバターではなくて、要冷蔵の特選カルピスバターをあえて使いたくて使っている。
業務用と比べると特選カルピスバターは値段がかなり高いので、あえて特選を使うお店はとても少ないのだと思っている。

小さな片田舎のコーヒーショップでなぜあえて特選カルピスバターを使っているのか?
それを、カルピスさんの営業マンに伝えた。

ボクは、もう20年以上も前からテイスティングを学んでいる。
ボクの言うテイスティングは分析をするという目的だ。
お菓子づくりの場合では、バター、卵、小麦粉、お砂糖と、いろんな素材を組み合わせて、ひとつの完成されたバランスの取れた味を作ることになる。
良い素材を使うのなら、全ての素材をそれに見合うものと同等のレベルのもので合わせないといけないことをこれまでの経験で学んで知っているので、良質さと言う美味しさのお菓子を作ろうと考えて取り組むのなら、お菓子づくりで使う全ての素材を厳選しなくてはならなかったし、これからもその目線で仕入を行なっていかなければならない。

だから、業務用の冷凍カルピスバターではなく、要冷蔵の特選カルピスバターを使うことにしたのです。
これは実際に食べ比べてみて、特選の方が良質だと思ったからこそ使うことに決めました。
でも、使っている原材料は同じなんです。
冷凍しているか、要冷蔵なのかと言うことだけなんです。
でも、実際に食べ比べてみると、クオリティは違います。
だから、お値段も違う。
当然です。

日本酒でも、火入れをしたものと生酒では、味わいが違いますよね。
乳製品でも、高温殺菌と低温殺菌では味わいが違います。
それと同じで、食べ比べてみればその違いはわかります。

テイスティングは、食べ比べてみてどちらが良質であるのか?を分析するスキルです。
そして、お菓子づくりで使うすべての素材を吟味して厳選した素材を使うことで、完成品は感動を覚えるほどの美味しさに仕上がる。
香茶屋では、スペシャルティコーヒーだけでなく、お菓子づくりも良質さと言う目線でその美味しさに取り組み続けていきたいのです。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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