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豆の表面に穴状の割れが起こらなくなっている。
公開日:2023年5月21日更新日:2023月05月21日
カテゴリ:ふと思ったこと。, 焙煎の味づくりのこと。
ふと、気がついたことがあったので書くことにした。
もう10年以上も前のことだと記憶している。
以前働いていたコーヒー会社の社長さんとローストの話をしていた時に、
「深煎りのローストをして焼き上がりに、豆の表面に穴状に割れてしまうのを改善したくて、色々と取り組んでいる。」
というような内容の会話だった。
豆の表面が割れてしまうことで、劣化スピードが速くなるし見栄えも悪くなるので、それを改善するために、どうしたら豆の表面が割れなくなるのかを色々と考えて取り組むのだと言っていた。
ボクはあまり興味が湧かなかったので、そこまで真剣に考えなかったのですが、やはりその当時の当店のローストでは深煎りでは豆の表面が穴状に割れてしまう豆が結構あったことを覚えている。
その当時の画像が残っていなかったので、web上で使われている画像をお借りさせてもらって解説をしたいと思います。
下の画像が、お借りした深煎りにローストされたコーヒー豆の画像です。
黄色い丸の箇所が豆の表面が穴状に割れてしまっている豆で、結構割れています。
でも、多くのコーヒーショップで普通に見られる割れなんです。
当たり前に普通に割れていますので、気にして見てもらえれば普通にその割れは存在しています。
でも、当店では気がついたら割れなくなっていました。
なんで?何をしている?
と言われても、機材を増やしている訳でもなく、普通にローストをしているだけです。
読み物のTopの画像が当店でローストしたブラジル(フルシティロースト)の画像です。
(*フルシティローストと言っても、ほぼシティロースト寄り(ちょっと浅め)です。)
なので、たぶん言えることは、熱量の与え方で変わるということです。
焦がさないようにローストをすることで、その割れは減ります。