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目線が大事。
公開日:2021年7月16日更新日:2021月07月16日
カテゴリ:感覚のはなし
すべては、「目線のはなし」なのかもしれない。
どういう「目線」で、モノゴトを見ているのか?
そこがすべてなのかも知れない。
美味しさを見る目線。
人を見る目線。
たのしみを見る目線。
その見る目線が、その人を形づくっている。
ホームページのリニューアルから、instagramを始めましたが、写真などはその良い例で、「ボクはこういう目線で見ている」を現している。
なにを見ているのか?
どこを見ているのか?
という目線のはなしなんです。
ただ、目で見ているものをそのまま「ここだよ」を画像や文章は伝えることが出来るものですが、「ここだよ」を表現していてもなかなかそれを伝えることが難しいものが、目では見えないものだったりします。
そして、結局のところ美しさには「光」が関係している。
コーヒーの良質さでも、「明るさ」や「透明感」など、「光」の存在があってこそ成り立つ美しさなんだと気づく。
ただし、それと同じくらい重要な要素なのに「光」とは異なる存在の現象があることが食べ物の面白いところなのかも知れない。
それは、間違いなく「香りの要素」で、揮発性の要素の高い香りの存在のように思える。
面白いと思える物語の要素のように、食の良質な美味しさの要素も同じで、異なる2つ以上の物語が、同じ時間軸の上で別々に展開しているが、実はそれらは繋がりがあり、やがてそれらが合わさり相乗効果となって感情に押し寄せる。
感動という美味しさは、単一のものではなく、複数の存在する異なる現象の美味しさをひとつのまとまりのある存在に仕上げる作業なのだと思う。
だとするならば、その目線は、異なる現象の存在をきちんと把握し、それをまとめ上げること。
まずは、その目線で感じ、それを見れていることが始まり。