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真実と事実。 ”ミステリと言う勿れ”を見て。
公開日:2023年3月4日更新日:2023月03月04日
カテゴリ:感覚のはなし
昨日、TVerで、無料で視聴ができるようになっていたドラマ「ミステリと言う勿れ」を見ていた。
その中で、人の心理を解説する場面があった。
主人公が、冤罪で犯人にさせられそうになる場面で、人の「真実」という心理を語る。
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人によって真実はちがう。
人は主観でしか、モノを見られない。
それを正しいとしか言えない。
だから、真実は人の数だけ存在する。
でも、事実は一つ。
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これを「美味しさ」に置き換えて考えてみてください。
人によって美味しさはちがう。
人は主観でしか、美味しさを見られない。
それを全てだと思っている。
だから、美味しさは人の数だけ存在する。
でも、良質さは一つ。
(*補足をすると、良質さの基準は一つ。)
こう、置き換えることもできる。
何を言いたいのかというと、人それぞれで主観によってモノゴトを見ているので、同じモノを見ていたとしても捉え方や感じ方が異なると言うこと。
それは、このドラマもそうだし、本や、ボクのこのブログなども同じ。
だからこそ、何回も何回も、何回も何回も何回も繰り返し見たり読む。
そうすることで、今までに見えてこなかった内容の存在に気がつけるようになるから。
美味しさについても同じ。
自分以外の他人のコメントで理解できない表現を気に留めたり、自分が好みでないモノが好きな人のコメントからその理由を探ったりすることが大切なのだと考えている。
美味しさについては、どこが好きなのかを語り、良質さに対してはどこが素晴らしいのかを語る。
その人が「どこを指して」表現しているのか?
その視点こそが大切なことで、今の世の中ならネットの中で他人の評価が「どこを見ているのか」を感じとる能力が大切になるのだと感じている。
ほとんどの人たちは主観をコメントしているだけなのだから。