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良質さを作り出すための理解。
公開日:2021年6月23日更新日:2021月06月23日
カテゴリ:良質さのお話。
日々、良質さについて考えているのですが、昨日と本日で「ここなんだ!」ということが理解できた。
まず、「感動するモノ」と「感動しないモノ」との比較をしてみて、何が(どこが)感動しているのだろう?と考えることが大事なのだということです。
その比較となったのが、ビールとフルーツでした。
感動するビールと、感動しないビール。
感動するフルーツと、感動しないフルーツ。
その違いから、「そういうことなんだ。」と理解できたのです。
そして、言葉で表現してしまうと、とてもチープに聞こえてしまうのでやめておきます。
とてもシンプルなのですが、見落としているだけのことなのだと気づきます。
今までのボクもそれが理解できなかったわけですので。
でも、理解できると「そこ」がとても重要なのだと気づきます。
そして、一旦理解できると、もうその目線で見ることができるようになります。
ですので、良質さの理解の難しさには、いろんな要素が複雑に絡んでいるので、その理解がなかなか難しいのだということです。
コーヒーの場合の良質さには、「透明感」とか「明るさ」とか言われておりますが、それは「結論として」ということなのだということにも気づきました。
モノづくりの意識としての良質さは、別のところにあるのです。
ですので、意識するポイントが間違っていたのだと。
「透明感」とか「明るさ」は「結果的に登場する」だけのことで、意識するポイントとは異なるのだということです。
そして、まだこの良質さの理解は、「良質さの一面」であることだとも考えています。
しかし、具体的に良質さにおいて大切なポイントが理解できれば、もうそのポイントは「見えている」ので、意識をしてそれを作り出すことが可能になるということです。
モノづくりの人間において、その意識はとても大きな価値があります。
偶然、良質なモノを作り出すことができる人もいることも確かですが、狙って、意識をして良質なモノを作り出すためには、その良質さの根本を理解していなければ狙ってそれを作り出すことは不可能だからです。
ですので、明日から、そこを意識してローストをしていきます。
お楽しみに。