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「DISCOVERY」のローストの設定を見つける。
公開日:2021年6月17日更新日:2021月06月17日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 講座。
小型焙煎機「DISCOVERY」を設置したのですが、講座用として購入したので「DISCOVERY」の焙煎の設定をキチンとしないといけないので探っている。
ボクが焙煎の基礎(基盤)だと考えているポイントは「焙煎ダンパの位置」。
近年では、ダンパ装置が付いていない焙煎機もあるのですが、ダンパが付いていない焙煎機はその「焙煎ダンパの位置」が決まっているということ。
それは、メーカー側が設置する段階でキチンと計算をして排気とのバランスを考慮した上で設置をしているので、ダンパ装置が要らないという構造になっているということです。
ですが、ダンパ装置の考え方、取り扱い方は、焙煎する上でとても難しいことなのですが、理解をすると、どのような焙煎機でも応用が効くようになります。
最初から、ダンパ装置の付いていない焙煎機での焙煎に慣れてしまうと、ダンパ装置が付いている焙煎機がとてつもなく難しいものになってしまいます。
そして「DISCOVERY」のように排気風量もそれほど強くなく、蓄熱性も高くない小型焙煎機では、酸味のフルーツ感を登場させることが難しく、それでいて種子由来の植物性のフレーバーが登場しやすい焙煎機ですので、そのような焙煎機で酸味のフルーツ感と種子由来の植物性のフレーバーを穏やかに登場させることは難しいのです。
ですので、今その「DISCOVERY」で焙煎の設定をキチンと出すために取り組んでいます。
講座をする場合に、キチンとした味わいが登場していなかったら、誰も受講する人はおりませんので、こういう焙煎機でも「これくらいの味づくりは出来るんですよ。」を示さなくてはならないからです。
基本「DISCOVERY」では毎日ローストするわけではありませんので、できるだけ少ない回数で、設定を導き出せるように取り組んでいきたいと考えています。