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焙煎の味づくり。
公開日:2021年6月16日更新日:2021月06月16日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
先週末に来店されコーヒー豆を購入し、テイクアウト・コーヒーを召し上がってくださった常連様からメールが届きました。
>香茶屋さん、先ほどは 美味しいコーヒーをありがとうございます。
>身震いする程 美味しかった!!!
>最初にホンデュラス(エル ロブレ農園・N)を口にして 思っていたのと全く違うフレーバーでビックリ
>こんなにフルーツを感じるとは 思ってなくて ケニアとのみ比べたくなりました!
>オレンジとかパッションフルーツとか 明るい酸味、 ホントに綺麗なコーヒーで 車中でひとり興奮してました。
>んで いつものエチオピア(イルガチェフェ・コンガ)を口に含むと
>全然いつもではなく もう本当に華やかで うっとり~
>圧倒的に 店主の淹れてくれたコーヒーは美味しい!
>交互に 楽しみました。
>でも 一気に飲まず 温度の変化と共に現れるフレーバーも楽しみながら
>早くコロナがおさまって お店で飲める日が待ち遠しいです!
この常連様も久しぶりのご来店でしたので、まとめて通販で購入してくださった冬の季節に焙煎したコーヒー豆と、現在の夏の焙煎の味づくりとは印象がかなり変わっていますので、それで「いつものと違う」と感じてくださったのでは?と思っています。
基本、冬の寒い時は、ローストの甘さを登場させるようにしますが、現在の夏の焙煎では、ローストの甘さよりもフルーツの「酸味の清涼感」を登場させています。
同じコーヒー豆でも、この焙煎の味づくりでまったく別物の印象を持ちます。
ですので、ボクが抽出したコーヒーが特別というわけではなくて、ローストを季節感で人の感受性に合うように変えているということなのだと思います。
季節感に合わせて、人の感受性として美味しく感じるようにしておりますが、基本同じ豆ですので、「個性」はしっかりと配慮して味づくりさせていただいています。
どちらも、豆の持つ個性はしっかりと表現しているつもりです。