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液体の良質さは、抽出での取り組みの要素が大きい。
公開日:2022年11月25日更新日:2022月12月03日
カテゴリ:抽出のはなし。, 焙煎の味づくりのこと。, 論理的な考え方
スペシャルティコーヒーの良質さが登場する過程を細分化してみた。
すると、なるほどぉということに気づけた。
今まで、コーヒーの良質さに対しての見解では、大きく分けて「フレーバー」と「質感」に分けられると話していた。
では、それがどこから登場しているものなのか?
を考えてみることにしたのだ。
すると、「素材(コーヒー生豆)から登場している品質」と、「液体としての品質」に分けられる構図になることが気づいた。
そして、コーヒーは飲み物なので、「液体としての良質さ」は、「ローストされた良質なコーヒー豆」+「抽出」と言う構図になる。
そうだとすると「抽出」での取り組みが「液体としての良質さを左右する」要素が大きいのだと今までの分析から考えることができる。
液体の品質は「質感の良さ」であると考えているので、液体の品質が左右する要素としては、抽出における「ミルの性能と調整」、「使用するお水の質感」、そして「どのようなコーヒー豆を使用するのか?」と言う要素になると分析ができる。
これが、「液体としての良質さ」を表現するためにしなければならないことになる。
そして次に、「どのようなコーヒー豆を使用するのか?」と言う問題点が、「素材(コーヒー生豆)から登場している品質」と言う構図となるのですが、そこの要素が「生豆のポテンシャル」+「ローストの品質」に分解することが出来る。
ここで、もう気づいた方もいると思うのですが、「素材の品質」と「液体の品質」の両方に登場してきてしまう要素が「ローストの品質」なのだと言うこと。
だからこそ、ある程度コーヒーの本質まで携わろうとする人たちは、ローストに真剣に取り組み始めるわけなのです。
その「ロースト」を蔑ろにしては、コーヒーの本質には辿り着けないと言うことに気づいてしまうからなのです。
なので、「仕入れ」そして「ロースト」最後に「抽出」と一貫した取り組みが、一連の流れの中にあることがコーヒーの良質さの表現には重要になるのです。