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焙煎機という道具選び。
公開日:2021年5月16日更新日:2021月05月16日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。
機械とか、道具とかって、作る側の理解が深まることで、どんどん使い易く進化していく。
コーヒーの焙煎機も同じで、誰が使っても使い易く設計されていくようになり、どんどん簡素化されていっている。
なので、焙煎機によってはダンパ装置が無いものがあったりする。
それは、設計の段階でダンパ装置が無くても、バランスの良い味づくりのために計算されて設計されているために、ダンパ装置が無くても味づくりが成り立っているからです。
でも、ボクの使っている焙煎機は、人の感性で良くも悪くも表現する焙煎機だと認識をしているので、そういう焙煎機を使うことで、理解するのに時間はかかるのですが、コーヒー焙煎の装置の意味の理解が進んでいくようになる。
こういう焙煎機は、一旦コーヒー焙煎の装置の意味を理解できるようになってくると、ピンポイントの設定で自分らしい味づくりができるようになってくる。
その代わり、経験値と時間が必要となる。
簡素化された焙煎機だと、誰でも比較的簡単に美味しいコーヒーを表現できるようにはなるのですが、オリジナリティの幅は狭まってしまう。
難しさと簡素化されたもの。
そこにも、一長一短があり、何を得たいのか?で、その選択も変わる。