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上達するには「真似る」相手をきちんと選ぶこと。
公開日:2021年5月15日更新日:2021月05月15日
カテゴリ:お店のこと。
人は意識をして繰り返し、繰り返し反復の学びをしていくうちに、それを脳が覚え、無意識のうちにそれができるようになるものです。
なぜ、そんなことを書いたのかというと、今までと香りの嗅ぎ方が変わっていることに気づいてハッとしたからです。
ボクは元々、嗅覚が鈍くて、強い香りしか理解できない脳だったので、それをどうにかしたくて「嗅覚を敏感にしたい」と思い、ずうっと取り組んできたという背景がまずはあります。
強い香りしか認識しづらい嗅覚の場合(ボクの経験上)は、犬が散歩する時のように「強くクンクン(横隔膜をグッグッと強く下げる)」と嗅いだ方が香りを認識しやすいので、そういう香りの嗅ぎ方をしていました。
ですが、嗅覚が敏感な人たちの嗅ぎ方にも共通点があることも知っていました。
それは、横隔膜をゆっくりと降ろしていくことで、細く長く香りを嗅ぐ方法です。
この嗅ぎ方のほうが、香りの変化を察知しやすい点と、折り重なる香りの情報を分析しやすいのですが、ある程度の嗅覚の敏感さが必要なためボクの嗅覚のレベルでは感じ取りにくいため、その嗅ぎ方を知ってはいたのですが、その嗅ぎ方は取り入れていなかったのです。
ですが、ここ1ヶ月くらいのことなのですが、次のレベルにステップアップするために、その嗅ぎ方が必要なことから、意識をしてその嗅ぎ方で、いろんな香りを嗅ぐように努めていたのです。
そうしたところ、知らないうちにその嗅ぎ方で嗅いでいる自分がいることに気づいたということです。
よく学ぶためには「真似をする」と言われてはいますが、やはりその取り組みは理にかなっているのだということです。
しかし、間違った「真似る」だと上達しませんので、「真似る相手」をきちんと選ぶことが大切なのだということだと思います。