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空気感の表現。

公開日:2022年9月8日更新日:2022月09月08日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

空気感の表現。

空気感の成り立ちを把握するために、自分が今まで美しいと感じた時間帯や差し込む光とその光量などを俯瞰して見渡してみた。
すると、そこにある法則に気づけるようになる。
人それぞれ、美しさに対する価値が違うので、その違いが「その人の表現」なのだろうと思っている。

そして、それを表現しようと思った時に、その壁にぶち当たる。
ただし、素晴らしい絵画にはその技法が残されており、それを読み取ることで目指す表現に近づいていくことができる。
だから先駆者とは天才で、そしてとてつもなく偉大なのである。

後ろから追いかけるボクのような凡人にさえ、そこに気づけるようになったのなら、その表現に近づいていけるのだから。

そして今、空気感を表現しなければならないことに気づいたことで、その表現という壁にぶち当たっている。
しかし、ボクには今まで取り組んできた、27年間という焙煎機のそれぞれの装置の取り扱いに対する技法を知っている。

そして、自分の頭の中には無い技法の発見の仕方も今までの経験で知っている。
なので、あとはフレーバーから不足している情報を読み取り、次のローストに向けて足りない情報を付け足していくだけ。
そう、今までとなんら変わることのない日常のローストへの取り組みをするだけなんだと気づく。

いかに壁が高く大きくても、毎日1歩ずつ足を前に進めるだけのこと。
立ちはだかる壁の大きさに圧倒してしまうと前に進めないが、今までもしてきた日々の繰り返しのことなのだと思えば一歩踏み出すことは容易となる。

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