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感覚の成長のための意識の向け方。
公開日:2022年8月27日更新日:2022月08月27日
カテゴリ:感覚のはなし
今、確実に次のレベルアップのための準備段階にいる。
それは感覚がそれに気づいている。
とても繊細な部分を理解しなくてはならないのだが、そこを理解すると目の前にある靄が晴れ、手に取るように「品質」が理解できるようになる、そんな高いレベルで判断ができ、そしてもっと高い次元で表現ができるようになる感覚を育てることが出来るようになるための気づきなのだと考えている。
そのためには、今捉えている感覚では「曖昧さ」があるので、その曖昧さを払拭するための「意識」するポイントの見極めをこれからじっくりと行っていくことになる。
目指すべく感覚のポイントが見据えることができたことで、目指す良質なローストのイメージも不思議と出来上がってしまった。
それは、以前からもよく言っている「ローストの甘さ」の理解が進み、「ローストの甘さ」は雑味であると言うのか、あまり良質なフレーバーや質感を含んでいないのだと認識ができるようになったことから、「ローストの甘さは、透明感を登場させる」ことにして、その代わりに「酸味に良質さと甘さを表現する」というイメージが出来上がった。
すでにある程度は、このイメージで焙煎を取り組んでおり、今できる限りの味づくりはしているので、たぶん夏休み以降の焙煎では、また味づくりが変わっていることに気づけると思う。
そう、すでに若干のレベルアップをしていることになる。
そして、次のレベルに向けてのキーワードは、「酸のピーク」の理解。
品質に対して、まだこの上の理解があるのかもしれないけれど、現時点ではこれが意味しているものは品質の成り立ちの部分であると理解をしている。
確実に感覚が理解できるためには、まだまだ時間がかかりそうだけれど、それが感覚で掴めるようになると、見える景色がまた変わることを意味している。
今までもそうだったけれど、これからも一歩ずつ確実に成長していけるように、取り組んでいくことしか道はない。
良いものとは、感覚の成長からしか作り出すことはできないものだと考えている。
だから、感覚を育てることが一番に大切なのだと伝えたい。