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色彩と色調。
公開日:2022年8月25日更新日:2022月08月25日
カテゴリ:お店のこと。
コーヒーのローストでは、どのような色彩を表現するのか?
そして、その色彩の色調をどのように表現するのか?
をイメージして取り組むことになる。
基本的な、コーヒーの色彩は「フレーバーホイール」に記載されている色彩とリンクをしているので、良質なローストをする場合には、ローストによって登場するフレーバーが「濁り」や「くすみ」、「ドライ」な印象を与えないように、良質な印象を与える液体にするための取り組みを目指すことを目標とすることになる。
そこら辺を含めての表現となるので、焙煎士が何を目指して、どうローストに取り組むのかで、表現されるコーヒーのフレーバーは焙煎士の「思い」を色濃く閉じ込めることになる。
実際、これらのことはコーヒーに限らず、良質な食品にはそれに関わった「人の思い」が商品に添加されることになる。
だからこそ、良質な商品は、その商品に携わった人たちの「思い」と言う美味しさが詰まっているからこそ、心にまでその美味しさが届くことになる。
それを判断するのも「感覚」であり、それを商品に乗せるのも「感覚」なのだと言える。
鑑賞する人たちも、フレーバーの色彩だけでも感じ取れるようになると、そのような良質な食品を食べる際に、いろんなことを感じられるようになってくる。
そして、味づくりで感じるバランスなどの見え方も、感じ取れる「幅が広がる」ことで、見え方も変わってくるもの。
美味しさとは、どこをどのように感じそして見えているのか?
食の美味しさは、とても奥が深いもので、それを感じる「感覚」はとても大事なことなのですが、残念ながらそれを学ぶ人はとても少ないので、皆「偏った感覚」で美味しさを見ているのです。
何を「学ぶ」のか?
そこを、きちんと意識をして取り組まなければ、習得はできっこないのです。