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アシディティのホイール。
公開日:2022年8月24日更新日:2022月08月24日
カテゴリ:テイスティング
今週の月曜日の定休日を利用して、生豆問屋さんが開催するカッピング会に参加をしてきました。
いつもカッピングを教えていただいている方が、濃厚接触者の疑いがあるようでお休みでしたので、細かなところを教わることができなかったのですが、今回のCOEエチオピアのカッピングは、もっとフローラルで明るくシルキーなコーヒーが上位かと思っていたのですが、どちらかと言うとボリュームがあり、フローラルと言うよりは重厚感があるコーヒーで意外でした。
重厚感のあるコーヒーは、なかなか無いので、勉強になりましたが、やはりこう言う時こそ、しっかりと理解している人のコメントが聞きたかった。
ですので、もしも後日出勤してきたら、聞きたかった質問を伝えておいてくださいと言い残して、その場を後にしました。
すると今日、お電話がかかってきて、そのカッピングを教えていただいている方からでした。
以前、その方から「アシディティ・ホイール」を教えていただいたのですが、まだその理解が中途半端でしっかりと理解ができていないので、そのホイールについての質問がしたかった。
しかしながら、アシディティ(酸味)と言ってはいますが、どうやらそのホイールには、酸味だけではなくて甘さや質感も加わっている様子が伺える。
しかし、その方に言わせると「酸味」なのだということ。
これは、酸味を語ってはいるのだけれど、「繋がりがある」からこそ、甘さや質感も関係しているのだと見るべきなのだと解釈をしなければなりません。
そして、酸味の解釈には「ドライさ」の理解は避けては通れないことも理解ができています。
なので、ドライな感覚と甘さも加わることで、そのホイールの法則があることだと解釈をしています。
ですので、今までのように「色」と「ボリューム」そして「カテゴリ」だけではなく、そこに「ドライ」と言う法則が加わることで、そのホイールのコントラストにおける位置が確定しているのだと推測をしている。
その位置を特定するために、法則を理解する必要性があるのだと言うこと。
特にその教えていただいているOさんも「感覚優先」なタイプなので、人に説明するのが不得意なタイプ。
なので、ボクはOさんのコメントを分析をして、読解しなくてはならない。
そこに時間がかかるのだけれど、少しずつOさんの視点が感じられてきている実感がある。
感覚のすり合わせには、ある程度の時間が必要となる。
同じコーヒーを同時にカッピングをして、そのコメントから「どこを感じているのか?」を探し当てなくてはならない。
そこに時間がかかるのです。