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誰に、どのような質問をするのか?
公開日:2022年8月12日更新日:2022月08月12日
カテゴリ:論理的な考え方
ボクがコーヒーのカッピングを学ばせてもらっている業者さんが、年始の挨拶に来てくれた時だったと記憶しているのですが、その時にとある質問をした。
その時の質問は「香りのインプットを”色、粘性、ボリュームで分けて分類してインプットをしている”のですが、その他に何か注意することはありますか?」と伺った。
すると、
「そこまで分けて感じ取れているのなら、その次は全部をまとめた状態で覚えることをするといい。」
と助言をしてくれた。
そうすることで、一瞬でピンポイントに「これだ!」とフレーバーが脳で理解できるようになるから。と言っていた。
そして、酸味のホイール(フレーバーホイールのような酸味のホイール)を色のグラデーションごとにその場で言葉によって、その順番を説明してくれた。
その情報は、酸味だとは言っていたのだけれど、そこに甘さと粘性が加わっていて、カテゴリの中で色と甘さと粘性で横軸だけでなく、縦軸にも構造的な配置が見られることが理解できた。
見えて感じている人から、こういう風に話を聞き出すことで、その人の脳内で構築された情報を垣間見ることができるようになる。
これらの、脳内で構築されている情報は、直接その詳細を聞き出さないことには、その人のコメントの成り立ちが理解できることはない。
それらを聞き出すことが出来るかどうかは、実は質問次第なのだと言える。
なので、何かを理解したいと考えた場合には、誰にどのような質問をするのか?
そこが、一番需要なポイントなのだと思っている。