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人の感覚は、やり方次第で成長する。
公開日:2021年5月14日更新日:2021月05月14日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
今朝、いつものようにコーヒーのカッピングをしていて思ったことがありました。
「人の感覚っていろんなことが分かるようになるものなんだなぁ」ということです。
ボクもいつの頃から分かるようになったのか、もう定かではないのですが、いつの頃からか、「ここの味わいは、焙煎の設定のあそこのポイントだな」と理解できるようになった。
特に酸味のフルーツ感を背景に配置できるようになってからは、四次元的な味づくりの配置と焙煎の設定との結びつきの理解が深まったと自分でも理解をしています。
すると、酸味のフルーツ感を背景に配置することができているロースターもほとんどいないことも理解できます。
一般のものと異なるものを「非凡さ」と呼びますが、同じように酸味が登場していたとしても、酸味がどこに登場しているのか?はとても大事なことなのです。
そこの焙煎の設定は秒単位。
1秒ちがうだけで、表情が変わってしまいます。
でも、多くの人々は、そのようにフレーバーを感じ取れる人もとても少ないので、何が凄いことなのかを理解されることも、ある一部の特定の人たちしか評価されないのだろうとも考えたりします。
だからと言って手を抜くことは性格上ムリなことですので、これからも良質なコーヒーを提供できるように焙煎技術と感覚の育成に取り組んでいきたいと思っています。