香茶屋
MENU

読み物。

Blog

感覚の成長。

公開日:2022年7月27日更新日:2022月07月27日
カテゴリ:感覚のはなし

感覚の成長。

少し前のことを思い出して、今を見つめてみると、自分の成長に気づくことができたりする。
自分の成長は、自分が毎日見ているので、意外とそれがわからないものでもある。
しかし、1年前くらいに感じていたことと、今感じていることを照らし合わせてみたりすることで、その成長を理解することができたりする。

ボクの場合は、コーヒー焙煎における「カッピングの景色」の構築が仕事でもあり、美しさの導き出し方とその再現性が求められるので、どうしても「カッピングの景色」の構築の取り組み方を考えてしまう。
そうした場合に、今と1年前くらいの感覚とを比較してみたりすると、感じ取れている景色の解像度が違ってきていることに気づく。

ボクよりも感覚の良い人たちが話すコメントから、現時点でボクが理解できていない情報をふるいにかけて炙りだすという作業を日常的に行なっておく。
すると、今の自分に理解できていない感覚の情報を意識することになる。
でも、それをしたから感じられるようになる訳ではない。

そういったことを日常的にしていることで、キーワードが浮かび上がってくるのだと思う。
そう。
そのキーワードとは、共通点なのである。
これが大切なんだ、と言うそのキーワードが浮かび上がって来れば、もうこっちのもの。
そこを目指して取り組めば良いので、意識し、そして理解できてくるのだと思う。

少し前から、そのポイントが掴め、それを意識することで、ちょっとずつ良質さの理解が鮮明になってきた。
そういうことの繰り返しで、徐々に感覚は成長し、それまでの人生で培った感覚プラス、新しく手に入れた感覚も合わせることで、いろんな視点から感じ取れるようになってくるものなのだと思えるようになりました。

表現とは、どのような景色を、どのように表現するために、プロセスを構築するのか。
と言うことなのだと思う。
なので、その意味が伝わるものが良いもので、その意味が伝わらないものは良いものとは言えないのだとボクは考えています。
だからこそ、良質さに対しては、その意味が伝わるものを創ることが大切なのだと思っています。

学ぶ。

Online Seminar

香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

オンラインセミナーの詳細へ

読み物。

Blog

© kaori-chaya