読み物。
Blog
「学ぶ。」というコンテンツ。
公開日:2021年5月5日更新日:2021月05月05日
カテゴリ:感覚のはなし, 講座。
今、ホームページをリニューアルするにあたり、新しい「学ぶ。」というコンテンツを立ち上げ、当店の考える「学ぶ。」の基本である「コーヒーカッピング(テイスティング)」と、コーヒー焙煎の「ロースト」の2つの「学ぶ。」のコンテンツを作り上げています。
もう何回も、何回も書いては直し、書いては直しを繰り返しているので、どうしても考えることは、そっちよりの考えになってしまいます。
カッピングのコンテンツは、「フレーバーの景色を見れるようになること」が基本にあり、そこから「ローストのためのカッピング講座」などがあります。
感覚を育てるためには、知識と感覚の両者の存在が大切となり、段階的に学んでいくことで、理解できる脳を育てます。
その段階的に学んでいくために、ロジックが重要で、ボクが今まで取り組んできた道を振り返ることで、どういうことをしたことで感覚が成長したのかを振り返り、何をしなければならないのかを知っているからこそ、正しい道を伝えることができるのだと考えています。
ローストのコンテンツは、一般消費者には「コーヒー焙煎体験教室」があり、それを受講することで、その後体験教室でも使用する小型焙煎機「DISCOVERY」でレンタル焙煎することが可能になります。
小型ながら本格的な焙煎が出来ますので、興味がある人にはとても面白そうなコンテンツです。
もちろん、本業の人には審査がございますが、開業する人に向けての「独立サポート」と、プロ中級者レベルくらいまでの人に向けての講座と、上級者レベルの人に向けての講座を用意しています。
当店の行う講座すべては、「感覚により判断をする」という講座内容となりますので、その感覚を育むための取り組みが、この講座の一番の学びになるのだと考えています。
コーヒー焙煎も、コーヒーのフレーバーの中に登場している「ローストで設定された味」を感じることができれば、味づくりのコントロールは簡単なのですが、ボクもようやく「なんとなくそれが出来るようになった」くらいのレベルですので、それをきちんと感じ取り、それを焙煎で活かせれるようになるためには、かなりの感覚の育成をしなくてはなりません。
まずは、初級レベルの「フレーバーの景色を見れるようになること」でも数年はかかる学びが必要だと思っています。
もちろん、生まれつき「フレーバーの景色を感じ取れている」という人もおられますので、すべての人たちに当てはまることではありません。
特に、良質なものを作り出したいと思っていても、自分の感覚があまり敏感ではないと気づいた人に対して、これらの講座はあります。
どのようなものが良質で、どのようなものが良質ではないのか?も、フレーバーの景色を感じ取れていないことには、その理解も難しいのです。
これは、ボクがそうだったので、よくわかります。
嗅覚が鈍かったボクが、徐々にそれらの情報を感じ取れるようになったことで、良質なものを作り出せるようになったのです。
ですので、その背景には、感覚の成長があったことが一番重要な要素なのです。
良いものを作り出したいという人たちは、良質さを感じ取る感覚を育むことが一番大切なことなのです。