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仕入れのためのカッピング。
公開日:2022年6月16日更新日:2022月06月16日
カテゴリ:テイスティング, 良質さのお話。
ここ数年、仕入れが格段によくなってきている。
それは、仕入れの際に見なければならないポイントがわかってきたから。
当然ながら「良質さ」はチェックしなければならないのだが、それ以外にも見なければならないポイントがある。
そこを見極めるのがとてもハードルが高く、ボクもようやくそこが少し見えるようになってきたポイントでもある。
それが、月日が経ってもフレーバーや酸味が落ちてこないと言う品質のポイント。
この見極めが、とても難しい。
しかし、この見極めができるようになってくると、入荷した直後のフレッシュさがかなり長く維持できる要素の見極めであることが理解できる。
実のところ入荷したばかりのフレッシュな状態でのカッピングだと、すべてのコーヒー豆がフレッシュなのでそこが分かりづらい。
その中で「落ちづらい」と言う要素を見極めないといけないので、それが仕入れのためのカッピング・スキルと言うことなのだと思っている。
なので、カッピング自体は「良質なコーヒー」を評価するためにあるのですが、ただ単に採点をするカッピングと、仕入れのためのカッピング、そしてローストのためのカッピングと言う具合に、それぞれカッピングで求められるポイントが異なると言うこと。
プロとしてのカッピングは、とても奥が深いことろを要求されるものなのだと言える。
それは、良質な美味しさを維持するために必要なスキルなのだと言うこと。