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当店の目標は、ご自宅でもお店と同じ味わいを。
公開日:2022年6月5日更新日:2022月06月05日
カテゴリ:抽出のはなし。
コーヒーショップで仕事をしている人たちには、生豆の仕入れをする人、その仕入れた生豆を焙煎する人、そしてそのローストしたコーヒー豆を抽出してお客さんに提供する人(バリスタ)たちが存在している。
ほとんどの場合は、焙煎する人が仕入れを担当し、ある程度の規模のショップになれば焙煎する人と抽出する人は異なる。
コーヒーをご自宅で召し上がる場合には、消費者自身で抽出をしなくてはならない。
そこに、コーヒーをご自宅で美味しく召し上がるためのハードルがある。
一番簡単な抽出は、全自動コーヒーメーカーを指すのだと思っていますが、豆をそのコーヒーメーカーにセットしておけば、ボタン一つで豆を挽いて抽出してくれるのですから、とても簡単です。
ですが、問題はお店と同じような味にはならないところ。
簡単で、そして技術が要らずに、お店で召し上がるコーヒーと同じ味わいを。
それが究極の取り組み方なんだと思っています。
普通に考えれば、バリスタ(抽出する仕事の人)さんの技術があってこそ美味しくなるのですから。
ですが、今までの27年ほどコーヒーに携わってきましたが、その究極の味づくりが完成しようとしています。
その背景にあるものは、ボクの仕事でもある「仕入れ→焙煎(ロースト)」が深く関わっていることには間違いありませんが、抽出のロジックを理解することで、仕入れ→焙煎→抽出とすべてが良質さという目標に向かって一貫した取り組みを続けてきたことで、それが成し遂げられそうです。
その最大のポイントは、良質さが登場するコーヒーミルで粉砕した粉を使って、指定したお水を使用した上で、熱湯(100°C)で浸漬式で抽出をすること。
言葉で聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際の抽出は至って簡単なんです。
抽出自体の技術は必要ありませんし、必要とする道具もとても安価に揃えることが可能です。
そして、そのためには粉で挽いた状態で販売するために、窒素ガス充填機を設置することが当店では必須条件となります。
現在は、クオリティを下げないために「豆のまま」でのみの販売となってしまっているからです。
ですが、その窒素ガス充填機があれば、粉の状態でもクオリティを下げることなく販売することが可能になるからです。
そのために補助金を利用しての、機器の購入を考え申請をしています。
無事に補助金が採択されましたら、ご自宅で当店と同じレベルのコーヒーが簡単に召し上がれるようになります。
それが、当店のローストの技術力があって初めて成り立つ、当店が考え出した抽出プロセスです。
喫茶コーナーで召し上がったコーヒーに感動され、それをご自宅でも同じレベルで飲みたいと思う方なら、それが実現する取り組みとなります。
補助金の採択の発表は7月中旬だと知らされていますので、その発表を確認した上で今後の取り組みをご説明させていただきたいと考えています。
ですので、もうしばらくお待ちください。