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スペシャルティコーヒーとは?

公開日:2021年4月27日更新日:2021月06月23日
カテゴリ:良質さのお話。

香茶屋の考えるスペシャルティコーヒーとは、「生産者の思いがたくさん詰まっているもの」だと考えるようになりました。
本来、良質なものを作り出すためには、多くの時間を「良質なものを作り出したい」という思いのもとで試行錯誤しながら何年、何十年という時間を費やしながら、少しずつ生産者や作り手の思い描くものに近づいていくのです。

その途方もない時間の中に「作り手の思い」が込められているからこそ、良質なものには「人の心にまで届く」ものがあるのだと考えれるようになりました。
要は、感情に訴えかけるものが良質さにはあるのだということなのです。

これらは、感覚によって感じ取るものなので、人によって感じ取れる人と、人によっては感じ取れない人がいることも理解をしています。

協会側(スペシャルティコーヒー協会)では、より具体的にスペシャルティコーヒーの定義を解説しています。

>日本スペシャルティコーヒー協会・スペシャルティコーヒーの定義。

そして、香茶屋ではその良質さを作り出した人の「思い」を繋いでいくことが大切なことであると考えて取り組んでいます。

せっかく登場させた良質さを、落としてしまうのもまた人です。
取り組み方次第で、良質さは、活かすも落とすもその人次第です。

ですので、まずは「良質さ」という意味を解説したいと思います。

良質さは、いわゆる「非凡さ」です。
非凡さとは、「並のものよりずっと優れているもの。」と調べると出てきます。

ですので、非凡さを理解するためには、「並のもの」という、一般流通しているものをきちんと理解をすることで、それから外れたものが「良質さ」か、あるいは「悪い」ものであると考えられます。
良質さの理解のためには、まずは一般のものとは、どのようなものであるのか?をきちんと分析ができる感覚を身につけることが必要なのです。

それが、当店で開催しているテイスティングの基礎講座で述べさせていただいている、フレーバーの「広がり・色・粘性・酸味の場所」という項目です。
普段から、それらの項目を感じながら、フルーツやコーヒーを飲んでいると、いろんなことを感じられるようになり、一般のものをきちんと理解できる感覚が育ちます。

それらの「並のもの」という基準ができて初めて、普通のものには無いという「良質さ」に気づけるようになるのです。
そうすると、良質なものは、非凡さがあるため、その素材そのものを活かしてあげることで、より美味しくなる。
そのような発想が生まれてきます。

そして、並のものには、平凡さしかありませんので、素材を活かすというよりも、他の素材と合わせることで「広がりや厚みを登場させる」と言いう美味しさを作り出す美味しさがあるのだと考えられます。
それが、いわゆる「B級グルメ」という発想です。

どちらも「より美味しくする」という考え方は同じ方向を向いているのですが、扱う素材によって、その素材の美味しさの導き出し方のプロセスが異なるというだけのことです。

これらが香茶屋が考える、素材を活かすための考え方です。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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