読み物。
Blog
水出しアイスコーヒーの今年の配合が決まりました。
公開日:2023年5月18日更新日:2023月07月21日
カテゴリ:抽出のはなし。
*画像は、水出しアイスパックで仕込み中の液体を撮ったものです。
気温の上昇と共に、アイスコーヒーの需要が増してくる季節になってきました。
一般的なアイスコーヒーの場合は、ロースト時間を伸ばし、そしてローストを深くして酸味を極力登場させないようにする。
アイスコーヒーは冷えているので、どうしても酸味が登場し易いため、「嫌な酸味」が登場してしまうことを配慮して、ローストで酸味を登場させないようにして、飲みやすく、そしてスッキリとさせる美味しさを選択したりする。
ですが、当店の場合はスペシャルティコーヒー専門店なので、それをしてしまうと「素材」が活かされないため、水出しにすることでローストの浅めのコーヒー豆をメインで使っても、水出しならではの「爽やかさ」を演出することができる。
そうした冷蔵庫で冷やした爽やかなアイスコーヒーは、氷を入れずに召し上がることで、ぬるくなって行く過程のフレーバーの変化に美味しさを楽しめたりする。
これが香茶屋のスペシャルティコーヒーを使う水出しアイスコーヒーの意味でもあります。
ご自宅でも簡単に作れる「水出しアイスパック」も販売をしていますので、お店の味が美味しいと感じたらアイスパックをお買い求めください。
基本、メインに使用するのが「エチオピア」なのですが、仕入れの段階ではクオリティで判断するために、毎年エチオピアなど選ぶ生産地や生産処理も異なるものを使用することになるので、当然ですが「毎年配合を変えないとバランスが取れない」。
なので今年は今年の、水出しアイスコーヒー専用のレシピを作ることになる。
今年の配合は何回か試してみて決まりました。
エチオピア・イルガチェフェ・イディド・W 35%
コロンビア・ヴィジャファティマ・W 30%
ブラジル・セーハダストレスバハス・N 35%
香茶屋の配合はローストと密接に絡んでいますので、この配合にしたらバランスが取れると言うものではありませんのであしからず。
この記事Topの画像が、水出しアイスパックで仕込んでいる最中のもの。
画像よりも実際の方が、黄色〜黄緑色がキレイに登場しておりました。
それが、爽やかさの正体でもあります。