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人の目線を自分のものにする。
公開日:2022年5月4日更新日:2022月05月04日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
人それぞれ、見ている場所が異なる。
ここ数週間で、またローストの成り立ちの理解が少し進歩し、数人の人たちから「液体の色」が変わってきた。と言われることがあった。
カップの淵の色が今までとは違うのだと言う。
でも、ボクはまだまだ視覚で見るその「色」の繊細なところはキャッチできないみたい。
でも、そういったコーヒーの液体を作り出せているのは、「別の部分」で見ているからなのだと思う。
ボクの場合は、フレーバーの茶色の成り立ちを特に意識するようになった。
茶色はくすみ易いし、濁り易いので、茶色がくすんだり濁ったりしないように気を配っている。
そうすると、茶色が透明になってくるので、すると当然登場する色が変わるのだと考えられる。
人によって、得意な見方があるのだと思っている。
それは、人それぞれなので、自分の得意とする見方で、良質さを感じ意識すれば、結論として良質さが登場するのだと思う。
ただし、他人の目線が自分のものになったとしたならば、次からは今まで身につけてきた自分の見方以外に、他の目線での見方ができると言うこと。
なので、いろんな人の目線で捉えれるようになれば、死角が無くなるのだと考えられる。
良質さとは、いろんな人たちの目線から見た劣る部分の無い状態なのだと思っている。
なので、いろんな人たちが捉えている目線を自分のものにしていくことが、良質さを理解する道でもあるのだと。