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皮膚は五感を感じているらしい。
公開日:2022年5月1日更新日:2022月05月01日
カテゴリ:感覚のはなし
NHKプラスで「ヒューマニエンスQ(クエスト)<”皮膚”0番目の脳>」という番組を見た。
簡単に説明をすると、皮膚はどうやら五感を感じていると言うお話。
脳で感じる前に、皮膚で五感を感じている。
その番組を見て思ったことは、ボクたちは繊細なフレーバーを感じ取りたくて、意識をいろんなところへ持っていきながら、感覚と向かい合うことを日常的に行なっている。
すると、「これは酸味か?香りか?」とか、口の中で感じているフレーバーが、「触れて感じているような」感覚を覚える時があった。
でも、香りの情報は「鼻腔の奥にある嗅上皮」から脳に伝わり感じるシステムのはずなので、この口の中で「触れて香りを含むフレーバーを感じている感覚はなんだ?」と思うことがしばしばあった。
でも、今回のこのテレビ番組を見たら、あれは「触覚」として触れて感じていた情報なのかもしれないと考えれるようになった。
そう。
口の中の舌や粘膜で、触れて五感を感じていたのかもしれないのだと。
そう考えると、あの感覚に合点がいく。
最終的に脳で理解をすることを知覚と呼ぶとその番組の先生は述べられていましたが、皮膚で感じることもトレーニングすることで、脳で理解しながら感じることもできるような気もしている。
ボクが考えている、感覚の育成は最終的に脳で理解すること。
感覚で感じ、それを脳に蓄えられた情報と結びつけることで、理解をしていくと言うもの。
なので、知識と感覚は2つ揃うことで、理解の幅が大きく広がるのだと考えている。