読み物。
Blog
明日は、FM・K-mix のゲスト出演のため、お店はお休みです。
公開日：2022年3月24日更新日：2022月03月24日
カテゴリ：お店のこと。
明日は、FM・K-mix のゲスト出演のため、お店はお休みとさせていただいております。
ご了承ください。
といっても、ボクの出演は14:08頃から１５分程度。
浜松市街地にあるK-mix本社に出向きますが、お店からだと車で1時間近くかかってしまうので、準備と片付けを含むことを考えて、もう休むことにしちゃいました。
15分と言う短い時間ですので、言いたいことも、省いて、省いてとなると思いますが、それを聞いて下さった人たちが、このブログを読んでくれることもあると思いますので、明日の放送に合わせて、明日のブログを用意しておきたいと考えています。
たぶんですが、時間も無いし内容も一般的なことを話すことになると思いますので、このブログでもっと深い内容のことをお話ししておきたいと思います。
スペシャルティコーヒーと、一般的なコーヒーの違いはなんであるのか？
それは、生産処理における手間ひまから登場する「良質さ」と言う美味しさなのだと思います。
そう。
その良質さという美味しさには、人の「想い」が込めらるので、それが伝わるコーヒーこそが、スペシャルティコーヒーだと考えています。
大量生産では目と手が行き届かないので、どうしてもクオリティは落ちてしまいます。
良質さを向上させ、それを安定させようと思うと、少量生産になります。
だからこそ、良質なものは生産量が少なくなり、手間ひまがかかるからこそ、値段が高くなる。
そして、生産者の想いが込められるようになり、それがフレーバーとなって伝わる。
そして、焙煎工程でも良質なローストを施すことで、生産者の想いは焙煎士の想いも載せて一杯のカップに想いを込めることができるようになる。
これが、良質さの最大の魅力なのだと考えています。
しかし、嗅覚を使わなくなってしまった現代人は、嗅覚が鈍くなり、良質さから登場する「作り手の想い」を感じ取れる人はとても少なくなってしまいました。
良質さを感じ取れる人たちは「マイノリティ」なのです。
多くの人たちに必要とされるものを当店ではお作りしておりませんが、感受性の豊な、作り手の想いまで感じ取れる人たちには、それは日々の社会の中で生活をする上で、多くの人々には理解されない思いを抱えて生きています。
それを明日への活力へと向かわせてくれるものこそが、文化的であり、そして良質なものであるのだと考えて、良質なコーヒーを提供できるように日々取り組んでおります。
良質さとは、単なる美味しく感じるもの以上に、心に届くものがある。
それを必要とする人たちに届けるためにも、作り手は良質さを理解するために学び、そして取り組む必要があるのだと考えているのです。
