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春の訪れと、スメルハラスメント。
公開日:2022年3月13日更新日:2022月03月13日
カテゴリ:お便り
ここ2〜3日前から、夕方の仕事おわりでお店の外に出たとき、顔や首筋に触れる風に冷たさが無くなり、風がぬるく感じるようになった。
気温の上昇は、大気にニオイも宿す。
それは、良いも悪いも。
ぬるくなった風には、匂いや臭いが入り混じり、風の温もりとその中に佇むニオイによって春の訪れを実感する。
なので春の訪れとは、良いイメージばかりではないのだと伝えてくれている。
今年の冬は寒かったせいか、これまでだったら2月後半くらいから感じる「ヒサカキの花の香り」を感じいていない。
たぶん、これだけ温かくなったらヒサカキの花も咲き乱れ、その香りも大気に混じってくることだと思う。
梅の花や桃の花が満開になり、それと同じにしてヒサカキなども咲き乱れると、いろんな花の香りが大気に混じることになる。
それだけ多くの花の香りが大気に混じると、それだけで体調を崩す人も現れることだろう。
ボクは元々が健康な人だったから、それらのニオイにも鈍感で、春の訪れで体調を崩すことも無いけれど、敏感な人とは「あまり体が強くない人」であるとも言える。
体が強くないからこそ、敏感に感じられることで、防御力を上げているのだと考えられる。
健康な人は、体が弱い人のことは理解できないもの。
だからせめて想像力を働かせることで、理解できない溝を埋めることに努めるしかない。
健康な人たちは、自分にとって良い香りだと認識をして、柔軟剤やアロマオイルや香水を纏って自己アピールをするが、体が弱い人たちにとってはそれが苦痛で仕方のないハラスメントになりうる。
香りのハラスメント(スメルハラスメント)は、健康な人には理解できないものなのだと考えるべきこと。
強く重たい香りは、香りに敏感な人たちにとっては体調を崩す要素になりうるものだと、認識をしておいた方がよい。
だから春の訪れで体調を崩す人もいるのだと。