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気づきのためのロジック。

公開日:2022年3月5日更新日:2022月03月05日
カテゴリ:感覚のはなし

気づきのためのロジック。

コーヒー焙煎が、ここ1~2年で急激に上手くなってきた背景にあるものは、これまでの幾つもの取り組みが「繋がり始めてきた」ことが理由であると考えている。
そこで大きなグループで考えると、テイスティング(感覚)とローストのロジック(論理)なのだと思う。

そして論理の部分の理解は、他業種からの影響がとても大きい。
その他業種は、絵画から得られる情報がとりわけ大きかった。
その背景にあるスキルは、フレーバー(香り)の色の情報から見たフレーバーの成り立ち。

そんなに多くの美術館や個展に足を運んでいるわけではありませんが、気になる個展に出向くと、必ず何かしら得るものがあった。
その得られた情報の一つ一つをインプットしておき、また異なる個展に出向いて得た情報をインプットしていく。

それらの個々の情報が集まりだすと、いつしかその一つ一つの「点の情報」が繋がりだす瞬間が訪れる。
その繋がりだす瞬間が、自分以外の人の目線なのだと気づく。

自分自身以外の人の目線で、モノを見ようとした時に「そういうことか!」と気づきが得られる。
すると、今まで積み立ててきた情報の「点」が、繋がりだす。

ただし、その自分以外の人の目線は、誰でも良い訳ではない。
しっかりと美しさ(良質さ)を理解している人の目線が必要となる。

そして、その目線の意味していることは「ことば」。
「ことば」は、それを意味していること。

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