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技術とは日進月歩。
公開日:2022年2月20日更新日:2022月02月20日
カテゴリ:感覚のはなし, 焙煎の味づくりのこと。
論理の解釈と技術の進歩は、日進月歩であると考えている。
なので数週間、もしくは数日前のことはもう古い解釈であったり技術に成り下がる可能性がある。
技術進歩は上書きや上塗りを重ねることで、絶えず新しい解釈を得て、論理を核心に導いていく。
新しい技術には、その背景に存在する「論理」の裏付けが必要となる。
その裏づけと言う検証を、飲食の場合は感覚によって判断をしている。
コーヒー焙煎は、コーヒー生豆をローストしていくことである。
コーヒーのローストを少し学んでいる人ならば、コーヒーのローストでは水蒸気や煙が生まれることを知る。
コーヒーのローストで味の変化は、その生まれてくる水蒸気や煙を、どのように考えてそれを活かすか?なのだと考える。
それを真剣に考えて、どう取り組むのか?
それがコーヒーの焙煎という技術で、その裏に論理があるということ。
そして、それを判断するために感覚が必要なのだということ。
モノゴトは、とてもシンプルなのだけれど、それをしっかりと理解するためには時間がかかる。
まずは感覚を育てることが大切で、次に論理を構築していくこと。
そして、その2つを手に入れれば技術は勝手についてくる。
ボクの場合は、感覚を育てるのに20年以上もかかってしまったけれど、そのおかげで論理と感覚の両輪で技術を構築することが出来るようになった。
なので言いたい。
感覚こそが本当に大事なのだと。