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ことばと表現を=(イコール)にする。
公開日:2022年2月18日更新日:2022月02月18日
カテゴリ:感覚のはなし
昨日の「ボディ」のように液体の表現や風味(フレーバー)の表現というものがある。
一般の消費者たちは、普段から風味の景色なんてものを考えて食べたり飲んだりしていないので、なかなかその景色と、言葉としての表現が結びつかないものです。
ですが、言葉と表現を=(イコール)にして捉えれるようになると、それを感じて見ている人たちと、それを見れていない人たちを区分することが出来るようになります。
当然、それらを感じ取れるようになることで、理解している人たちと情報を共有することが出来るようになります。
自分が見えているということは、相手も見えているということだから、情報を共有することが出来る。
では、相手が見えていないとしたなら、
あなたなら「とっても大事にしている情報を教えますか?」
自分がとても大切にしている情報は、
相手も同じ美味しさを感じてもらえるだろう。
相手にも同じ美味しさを分かち合ってもらいたい。
そう思えたときに初めて、その大切にしている情報を相手に伝えることでしょう。
それが、「価値観が合う」という状態だと考えています。
ですので、自分自身が成長することで、新しい情報が入手出来る可能性が増えてくるということ。
特に、食べることが大好きな人の場合は、出来るだけ「ことばと表現を理解」した方がいろんな情報が入りやすくなってきます。
では、どこでそれを学べばいいのか?
当店の場合は、オンラインとショップで講座をしていますので、そこで学べます。
テイスティングを学ぶことで、「ことばと表現」を同じものと同定できるようになっていきます。
ただし、感覚が成長するためには知識だけでは理解できません。
感覚のすり合わせが大切なのです。そのために、知識として「何を意識することが大切か」を学び、そして日常生活にそれを落とし込んでトレーニングをしていきます。
そして、定期的に感覚のすり合わせを行うことで、感覚によって、ことばと表現をつなげていくのです。
コーヒーの場合で大切なことばと表現は、「透明感」、「明るさ」、「余韻」、「ボディ」、「酸味」、「甘さ」、「粘性」、「質感(マウスフィール)」、「フレーバー(風味)」などがきちんと理解できれば、相手がどこを感じてコメントしているのかが分かるようになることでしょう。
ほとんど一般の消費者は、その全てを表面的な部分しか感じとれておりませんので。